ギター片手に全国を飛び回るシンガーソングライター・サトウタケヒロのツアー日記です☆


by tender03st
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9/2(日)秋田・第8回 The Power of Music from Akita(前編)

9/2(日)・・・秋田・The Power Of Music from Akita(ツアー1発目・イベント3回目・来県10回目)

■前置き・・前回のツアー日記(長野Junk Box)がなんと2005年の8月30日(火)だから・・実に丸々7年ぶり(!!)となるツアー日記でございます・・・すんませんご無沙汰しておりますです(笑)

空白の期間をさらっとまとめますと、わたくし2006ねんの春に心の背骨がぼっきり疲労骨折いたしまして、長い隠遁(銀行員)生活を経てすったもんだのあげく2010ねん秋のイベントから久々にライブ活動を再開してはいたものの、今ひとつしっくりこないというか、正直わざわざ文章にして誰かに伝えたいとも思えないライブ内容でございまして(´Д`;)。

で、じゃあなんでこのタイミングで突然ツアー日記を再開するかってゆうと、ようやく、ようやく今回こそは「新たな一歩を踏み出した」と位置づけられると確信したから、なんですよね。なんで確信したかって言うのはこれからの日記でおいおい。・・相変わらずクソ長いですけど(てゆうか久々過ぎて色々説明することがあるのでとりわけクッッッッソ長いですけどw)、お暇な折に生温い目で斜め読みしてやって下さいませ☆(´∀`)なお、「ほんじつの・・・」とかそぉゆうツアー日記の構成自体はせっかくなので活動休止前からのものを踏襲することにしました。(もちろん、なんか思いつきで今後足したり削ったりもすると思いますが。)

・・あ、活動休止中にHNがモ佐→とんこつ親方へ変わりましたので、以下基本的に一人称は「親方」となります(笑)ではどぉぞ☆




■ばしょ・・秋田県秋田市大町付近。最寄りはJR秋田駅。

■そういどうきょり・・距離:257.6km(往復) 今回は以前のツアーと違い岩手・盛岡の実家からなので、JR秋田新幹線にて片道127.3Km。駅から会場までは片道約1.5km/徒歩20分弱。なんだこれなら歩けるじゃんか・・とか思ったのが間違いのもと(T3T)。。猛暑日の炎天下機材を抱えての死の行軍・・ライブ前だと云うのに親方のHPはほぼゼロにo(_ _;o)

■ほんじつのどういん・・のべ25〜35人くらい(※イベントの常として本番中に多少の出入りがあったので正確には不明ですが、終演後のフライヤーの残枚数から推定)

■ほんじつの親方おまかせ♪(※いわゆるセットリスト)

1.snow.
2.forget me not. (初)
3.ユアソング

■総評・・

今回出演させていただく「The Power of Music from Akita(以下、PMA)」は、秋田県秋田市の「大町」付近を中心に、市街地全10カ所の会場で行われる毎秋恒例の野外音楽イベントです。今年で開催八回目を数える同イベントですが、昨年からは他の音楽イベント(※今回は秋田ブラスフェスタ)との同日開催・合同イベントとなり、ますます規模も拡大してきたところ♪秋田県内在住のミュージシャンを中心にしつつも、親方のように他県からやってくる出演者も結構いますよ。親方はというと、このPMAがイベントとしてまだ立ち上がったばかりの第2回(2006年)と、昨年の第7回に続き、今回が3回目の出演となりますです。

そして秋田と言えば、全国47都道府県の中で何気に東京についで親方ライブ最多出演回数を誇る地。(※地元盛岡では在住だった高校時代こそ散々やりましたけど、あれは数には入れられませんゆえ・・・2003年に現在のような活動を開始してからは故郷にも関わらず実はそれほどやってないです ^_^;)。地元である東北ブロックの中でも、最も反応が熱く、かつ暖かかった土地だったので、いつの間にやら回を重ねアコースティック/バンド形態含め今回で10回目の来県となります☆

ライブハウス・野外イベント・果ては秋田県民会館(笑)と、実に様々な場所・規模でやってきた秋田ライブですけれども、今回のようなリレー出演形式のイベントは何せ時間がタイトなので、遅れるわけにはいきません(・_・; 。・・や、勿論その、ライブハウスなら遅れていいってワケじゃないけどさ。ライブハウスは大概リハがあって大分早くハコ入りするから、何かあったらリハ順前後にずらすとか、多少の融通がきく(場合もある)ってことね。なので、ツアーと言えば無駄なドタバタ/トラブルが身上の親方もここは汗まみれになりつつ一時間以上前に会場到着です。

今回のイベントの持ち時間は1組につきセッティング(転換=10分)別30分。まぁ平均的な持ち時間ですよね。・・でもねぇ、親方、正直不安がいっぱい(´Д`)。。なぜならば今回からライブの内容をガラッと変えて、持ち込み機材がいっぱいだから。普通のギター弾き語りで30分の持ち時間なら、1曲5分平均×5曲+MC5分ってのが時間配分として妥当なとこだと思うのですが、とてもそんな風にはやれそうもない今回のライブ(;´3`)。後述する事情から本編自体の時間のやりくりが難しいこともあるし、何よりセッティングの時間が別途10分与えられているとはいえ、時間内にセッティングが終わらなければ当然その分は本来唄うはずの持ち時間を削ることになるわけです。

昨年以前のライブは、基本的にギター一本で臨んでいた親方。よくギタリストが足元におくエフェクターやらプリアンプやらなんやらも一切持たず、男のPA直つなぎ!(゚∀゚;)ズブリ! オラぁハぁギター一本でどこまでやれるかが身上・・てゆうか、まぁその、機材持ってくのもつなぐのも面倒くせー、ってのが一番の理由でしたけどね(´∀`;) 基本親方おはしとスプーンより重いものは持ちたくないんで。

で、その頃だったら、スタッフさんが「サトウさんお願いしまーす」っつったら「はぁい(・3・)〜♪」つってトコトコ出てってさ。マイクスタンドをキュッキュッて自分の高さに合わせて、ギターのジャックにシールドぶっさして、それを会場のDIに繋いでチューニングしたらもうすぐ唄えたわけ。事前にチューニングちゃんとしとけばもう、ものの1〜2分の話だよね。

書いてて思い出したけど(笑)これには荷物持つの面倒くせぇって以外にちゃんと理由があって。機材を最小限に絞ることでなるべく前後のバンドとの転換をスムーズにして、前の出演者を見にきたお客さんやなんとなく残ってて様子見のお客さんが帰ってしまう前に、素早くステージを始めて一人でも多くの方に見てもらうこと、終演後はせっかく聴いてくれたお客さんが会場を出ちゃう前に速攻で機材をステージからハケて(←次の出演者が出るから)、フライヤーとアンケートを引っ掴み客席に回って自ら配りまくること(本人が直接配るのとただ受付で挟んでもらうのではアンケの回収率とかその後のCDの売り上げも全然変わってくるのです)。要するに、ひたすらツアーでアウェーのライブを回り続けたゆえのアレです、知恵袋ですね。親方の。しわしわの。

ところが今回の親方のステージときたら・・・これが基本仕様です。(※自宅ボーカルブース内にセッティングしているので、スペースの関係で実際のステージ上での配置と写真は若干異なります。また、左側のマイクスタンドにも本番ではマイクをセットしています。)

ちょ、アンタ、もう機材大杉Σ(´□` ;)・・ちなみにマイクスタンドに設置して使うものが多いため、マイクスタンドも2本かついで持っていきます(笑) いや、ま、バンドのライブでこんくらいの機材もってく人ってまぁいると思うんですけど、、ギターアンプ持ち込みとかね。大概車だよね。徒歩と電車で独りで持ってくヤツとかちょっと見た事ないよね(笑)

なんでこんな事になってるかってゆうと、一言で言うと「アコギ弾き語り」の有効性に疑問を抱いたからなんですよ。親方は前述の通り、一回のツアーで全国各地を何十本とまわるにあたって、弾き語りのいわば「身軽さ」言い換えると「機動力」にこそ最大の魅力を感じていた訳です。バンドツアーは全員のスケジュールを合わせないと動けないし、経費の問題もすごく大きいから。無論それだけじゃなくて、楽曲の本質、唄い手としての剥き出しの本質が現れやすい、という点においても弾き語りは有効な手段ではあって、そこを最大限に意識したステージをずっと行ってきたわけですけど。

丁寧に語りかけて、握手を求めるように唄を届けて、そうやってくと波長があった人には深く深く突き刺さるんだけど、言わばそういった"共振"とでも呼ぶべき段階に到達する前に素通りされちゃうこともどうしても多くて。ひとえに実力不足と言われればそれまでだけど、特に野外の複数ステージで開催されるイベントなんかだと、身もふたもない言い方しちゃえばただの弾き語りって単純に地味なんだよね。他にもいっぱいいるし。

そんな弱点を乗り越えるために、長い長いツアーで親方が会得したのは「観客参加型」のアレンジ(気になる方は過去日記をどうぞ☆)なんだけど、そもそも人がある程度その場にいないとなかなかうまいこと機能しない、ってのは根本問題としてあって。それに、メンタルな部分に出来がもの凄く左右されちゃう。かつてツアーをがんがん回ってたころの自分なら出来たけど、正直今はむつかしい。また、弾き語りはとかく単調になりがち。なんせひとつの楽器と声しかないわけだから、楽器の数で厚みをコントロールすることができない。自分の持ち曲の中で実現できる最大限の起承転結ってのを考慮すると必然的にセットリストが固定されがち。・・とまぁ、一昨年・昨年とライブ活動を再開してからというもの、色々限界を感じていた訳です。

誤解のないよう申し添えておくと、何も「弾き語りはダメだ」と言いたい訳じゃないし、長年積み重ねてきた方法論にそれなりの自信もあります。奇跡のような素晴らしい時間も何度も体験しました。でも、当時とて打率10割ではなかったし、年齢を経ることで確実に変わってしまった部分もある。もっと他にも何かやりようがあるんじゃないか、俺にできるのはこれだけじゃない筈だ、ってことなんです。

そんな悩みを抱いて悶々としていたある日、ふとYou Tubeで見かけた一本の動画から全ては始まったのでした。

これ、「プラダを着た悪魔」の主題歌「Suddenly I See」で知られる"Kt Tunstall"姐さんのTVスタジオライブの動画なんだけど、これ見たとき、「あ、こ、これってイイかも!! (・∀・)ビコリーン♪」って思ったんだよね。俗に「サウンド オン サウンド」と呼ばれる手法で、ルーパー(たいていペダル式の機材で、足元に置いて足でオン/オフを操作することが多い)に、その場で演奏した数小節分の音を録音しては別の音を弾いてどんどん重ねていくっていう。割と以前からある手法で、勿論親方も知ってはいたんだけど、ギタリストとかがコードをループさせてその上でソロを弾いたりして使ってたりとか、何となく「ちょっとしたギミック」的なイメージが強くて。

でも色々調べてみたら、これってもしかしてもっと色々とんでもない可能性があるのでは!?・・・と気がついたとです(・3・)。例えばの話だけど、ギターを弾きながらタンバリン叩いて、同時にシェイカー振るってできないですよね? 予め録音しといてそれを流す・・・という手もあるけど、それだと一曲通して必ず何かの音が鳴ってなきゃいけないよね(無音の部分があると、次の音が出てくるまでにズレちゃうから。)そうなると、例えば「サビだけリズムを入れて強調したい」と思ってもできない訳だけど、この手法ならそれが可能になるのです。

そしてそして、普通の弾き語りストたちと親方の一番の違い・・自分で全楽器を演奏/録音してCDを創るマルチプレイヤー/アレンジャーでもあるということ・・・これがこの手法においては非常に協力なアドバンテージになりうる、ということ。

つまり、親方が今まで別々のこととしてやってきた色々な要素が、ライブの場でぴたっと集約して独自の音像として提示できうるということ。

・・・これは久々に興奮しましたねぇ(笑)。それから数ヶ月、自分の描く「サウンド オン サウンド」をイメージしては機材を探して、練習して、また色んなアーティストを見て「うぉぉぉぉ!こんな手もあんのか(゚∀゚;)!!」と興奮して・・。中学時代に打ち込みで音楽を始めたとき/高校時代にギターで初めて自分の曲をつくったとき/先生やってて弾き語りに開眼したとき・・もう、これらのサトウタケヒロ三大エポックに匹敵する衝撃!!

そう、今は親方にとってそんな一大転換期にあたるわけですよ。・・ってすいませんね長くて。興奮しちゃっててね(笑)さぁ当日の会場に戻りますよ(笑)。

んで、実際どうだったかというと、懸念は大当たり(´Д`;)やっぱキツいわこのセッティング・・。練習は散々したけど、バラした機材を素早く組み立てる練習はさすがにしてませんからねぇ・・(いやマジでしたほうがいいのかも、くらいの勢い)。会場には余裕を持って着いたから、後ろの待機スペースで想定通りある程度までくみ上げることはできたんですよ。ただ、全部つないじゃうとステージまで持ってく事ができないので、いくつかの固まりにわけて置いといたのを、前のバンドさんが機材を全部撤収してからステージに持ち込んで、最終的に各々を結線した上で、会場のPAにつなぐわけ。折悪しく、今回の会場の出演者の中では最も大所帯のバンドさんの次だったのでここでまずある程度時間がかかります・・。落ち着け親方、落ち着け親方・・・((´Д`;))ソワソワ

ところが、この間に前のバンドを見に来たお客さんがどんどん別の会場に移動し始めたわけです。気にしない気にしない、今回は仕方ない、、、、と自分に言い聞かせてはみるものの、やっぱり目の前で客がゾロゾロいなくなると焦るよね(´Д`;)。そんなわけで、あれだけ周到に準備したにも関わらず、所定の入れ替え時間では到底収まらず、自分の持ち時間に5分以上食い込んじまいました・・・。一応こんな自体も想定してはいたものの、既に結構キテます親方・・・。

さて、そんな中ですがなんとか準備が整いまして、本日の一曲目は"snow."です。・・え?アンタ、散々能書きたれといて何も変わってねぇじゃないか!って? (´∀`*)> いやすいません。誰も曲を変えるとは言ってませんよね(笑)

そんなツッコミが入るのも無理なからぬこと、"snow."は2001年の誕生以来長きに渡って親方のライブにおける人気No.1曲であり、ダントツで歌いまくった鉄板曲。また「北国岩手発・東京経由・全国行き」のシンガーであった親方にとってはまさにアイデンティティとも言える一曲。

この曲を一曲目に持ってくるのは、一発で会場の空気を自分色に染められるほど曲として「強い」というのがひとつ。そして、慣れているがゆえにその日の喉のコンディションや声の響き方を把握し、会場の空気を読み、調整していくのに最適であるということ。レコーディング/ミキシングエンジニアの方が色んなスタジオで作業する際、環境に左右されないよう、聴きなれたCD(=リファレンスCD)を持参してかけてみるのに似てますね。

今回は全く異なる形でのライブとなるからこそ、曲/うたとしては一番慣れてるコレを一曲目に持ってきたワケです。ワケですが、ですが、結論から言うとですね、大失敗だったですね(笑)。

いやあ"snow."だから良かったけど途中何度ももう無理かと思いましたよ(笑)。親方、久々に心が折れかけました(笑)。いったい何をやらかしたか端的に言うと、一番懸念していた機材のつなぎ間違い・・ペダルを踏んでギターから2通りの機材への接続を切り替えるA-Bスイッチの配線をいつもと逆にしちゃった(´∀`;)>ヘヘ いや面目無い。・・クソ長い前置きのあと失敗の描写から始まるライブ日記ってどうなんだろうね(笑)。

で、結果どうなったかってゆうと、まずギターを使ってブラッシング/ボディヒット/ハーモニクス・・と重層的にリズムを重ねてくはずが、スピーカーから会場へ自分の弾く音はちゃんと出てるのに、いざループ再生になるとすんごくちっちゃくしか録れてないっていう・・(´Д`)。でもたちの悪いことに無音ではなくて、聴こえるか聴こえないかぐらいちっちゃくは録れてるってゆう・・もう??(´Д`;)??な感じですよ。このスイッチングは練習でも前の曲で切り替えてから戻すのを忘れてたりとかよくあったから、咄嗟のとき疑うべき箇所に入ってはいたんだけど、いざとなると人間割とパニクるものですね(笑)。なまじ色々つなぎまくってるので、ミキサーの入力(あるいは出力)レベルの設定か!?いやループステーション本体の録音レベルがおかしいのか?! ああんもうっ!o(>_<;o)ドン!・・とか、色々考えて焦るばかり。親方の脳裏によぎるのは「こ、このままただの弾き語りに切り替えるか?・・こんなクソでかい機材抱えてきて!?」の文字。その間、お客さんも何が起こっているのかさっぱりわからず、ぽっかーん( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )だからって説明したってしょうがないし・・うひょー!! 親方らしさ全開!! のっけから修羅場(笑)

仕方ないので取りあえずいったんギターループを諦めて、マイクで拾うパーカッション・・まずはシェイカーを録ってみることに。しゃかしゃかしゃか・・・たっ頼むぅ・・(´Д`;)アゥアゥ (しゃかしゃかしゃか・・) !?Σ(゚∀゚)ル、ル、ルルルル〜♪ ループキタ――(゚∀゚)――!! じゃ、じゃ次はタンバリンを・・っ! (しゃん♪しゃん♪) おぉ・・! 当たり前のことなのに嬉しいっ(笑)。。。ようやくなんとかまわり始めたループの上で大きく深呼吸すると何百回も弾き慣れた"snow."のAadd9をストローク。じゃらーん♪(・・・っかしいなぁ鳴るには鳴るんだよなぁ・・・)

何はともあれとりあえず仕込みが終わったので一生懸命うたに集中する親方。親方以上に?(゚∀゚)?だったお客さんの顔にもようやく、ははぁ・・なるほど♪(・∀・)的な表情が見てとれ一安心。そして唄い進むに連れ、通りのほうから少しずつお客さんが入ってくる。ここ「あくら」会場は地ビール醸造所/レストランの横のちょっとした空き地に設営されていて、メイン会場のある大きな通りからはちょっと奥まったところにあるので、イマイチ目立たないのが難点(木陰があって雰囲気はいいんだけど)。だから、前のお客さんがごっそり移動したときはやっちまったなぁと思ったけど、唄に誘われてちょっとずつ増えてく客席を見るのもまたそれはそれでいいもんです♪(´∀`*)

ヨレヨレになりながらもなんとか"snow."を唄いきり、ご挨拶。ここらでどうにか心の平穏を取り戻した親方は努めて冷静に機材をチェックし、ABスイッチの問題にようやく思い当たる。試しにスイッチを踏み込んで接続を想定と逆側に切り替え、祈るような気持ちでブラッシング(ギターをミュートしたままチャカ・チャカてやってリズムをとるやつ)。
・・・(チャカチャカ・・)ループキタ――(゚∀゚;)――!! ああ助かった・・って安心してる場合じゃないなこれからが本番だ(笑)

さて本日2曲目はまさかの"forget me not."・・・といっても長年親方の曲を聴いてきたひとじゃないとわかんないですよね(汗)。

ちなみに原曲はこんな感じです。

親方、若っか(笑)。それもそのはず、'99年リリースの親方の3枚目のアルバム"forget me not."のタイトルトラック。・・なんだけど、キーが元々高めで、正直レコーディングでもいっぱいいっぱいで。バンドライブは勿論、弾き語りでも誕生以来ただの一度もやったことのない珍しい曲です。今回、新体制でやるにあたって、今までとは違うカラーをセットリストに、と色々な曲を試してみたんだけど、なぜかアレンジ的にこの曲がしっくり来たんだよね。それに、当時よりは親方の声域も上に広がってるし、チューニングを半音下げにして、テンポもだいぶ落とした上でリズムアレンジをゆったりにしたのもあって、今の声/唄い方にあう感じに。原曲よりぐっと陰影が増して、ブルーが強調された仕上がり。

とまれようやく想定通りの音が鳴り、安堵した親方はフレーズを重ねていく。ミュートしたギターの単音のリフをひと回し、ループがきたらそこにハモる形で同じリフをもうひと回し・・・。シェイカー重ねて、タンバリン・・に深いリバーブかけて! そんでようやくじゃらーん♪とイントロに突入。・・・で、この曲のサビで親方のもうひとつの秘密兵器・VLTが登場するワケなんです・・が、もうだいぶん長くなったんで、せめてこの部分は次回以降の日記に持ち越します(笑)。ことここにいたってようやく今回やろうとしたことが形になり、暖かい拍手をいただき曲を終える親方(;´∀`)=3ヤレヤレダゼ・・。

・・とここでマイクスタンドにセットしてあるiPhoneに目をやると・・Σ(; ゚Д゚)ウハッ 持ち時間、あと10分しかネー(汗)!! 普通は10分もあれば2曲やれちゃうとこですけど、ここまで読んでおわかりのように、親方には仕込みの時間があるもんで(´Д`;)> 既に時間的には結構危険水域・・・。

MCでイベントへの募金の協力を呼びかけると、急いで仕込みにまわる親方(ってもお客さんの前ですけどw)。ブラッシング+ボディヒット+シェイカーに今度は手拍子・・ってとこでありがたいことに気の早いお客さんがつられて手拍子を(笑)。で、そこに留まらず親方はおもむろにアカペラで唄いだす!

らーらー♪らーらー♪(´∀`) はいループ♪(らーらー・・)はい親方ハモる♪らーらー♪らーらー♪(´∀`) (らーらー・・←2声のハモ)はい親方裏声でさらにハモる!

・・てな感じで分厚いハーモニーを構築し、完成したらいったんリズムだけにした上でギターのイントロへ。お客さんも手拍子で参加!! きたきたこの感じ!ライブらしくなってきたっ!! ラストは「ユアソング」!! 親方の持ち曲の中でもっともアッパーかつ暖かいこの曲で駆け抜けるっ!・・せめて最後くらいは勢い良く(笑)。。

一番、二番と曲が経過し、最後の最後のサビでここぞとばかりにペダルを踏み込む親方!!

♪誰かを想うとき この胸は満たされる (らーらー♪らーらー♪)

!!(・∀・)ヨッシャ!! 見事溶け合うボーカルとバックグラウンドハーモニー! よ、ようやくでけた・・(T3T)。。これがやりたかったんだよっっ! そのままなんとか最後まで突っ走る親方!! 感動の大団円に向け足元のペダルを・・あれペダルを・・ペダル、今どっちだっけ? 切り替えるべき?いやもう切り替わってる??ペダルの"A"と"B"を示すLED、真上から降り注ぐ真夏の光で何にも見えねえ・・・あわわわわヽ(´Д`;)ノアゥア...

結局、とんでもないことになりかねないんで、元々考えてたしめ方をあきらめ、しゃがみ込むと直接つまみをまわしてゆっくりハーモニーをフェイドアウトさせる親方。音が消えたところでゆったりと立ち上がり、さも予定通りという顔をして「ありがとうございましたぁ!!(´∀`*)ノシ!!」とぺこり。盛大な拍手をいただき、汗をぬぐってiPhoneを見ると見事持ち時間いっぱい、29分30秒ぎでした。終わってみりゃ30分ステージで3曲しかやれてないし(笑)。冷や冷やだったけど、終演後フライヤーを配っていたらお客さんからは「良かったですよ!」「あれどうやってるの??」との声を多数いただき、ほっとしました。あああ・・・にしても・・つ、疲れた・・・。書くのも・・疲れた・・。(後編につづく)
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by tender03st | 2012-09-09 06:07 | Autumn Tour 2012